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【ケアマネジメント】5つのモデル

ケアマネジメントソーシャルワーク
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ケアマネジメントの詳細は厚生労働省HPを確認してください。

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ケアマネジメントとは

ケアマネジメントとは、最適なサービスを調整し利用者のニーズと社会資源を結びつけ、支援する技術です。

福祉・医療・保健・就労・教育などの様々な分野で、クライエントの生活ニーズと地域にある社会資源の間に立って複数のサービスを適切に結びつけて調整をします。

ケアマネジメントの目的

ケアマネジメントの目的は、ノーマライゼーションリカバリーです。

ケアマネジメントの流れ

① ケアマネジメントの導入

クライエントを確認し、導入を行います。

② ケアアセスメント

クライエントの生活全般にわたる情報を把握します。

③ ケア計画の作成

クライエントの意向を踏まえてどのように支援していくかというケア計画を作成します。

④ ケア計画の実施

ケア計画に沿って支援を実施します。

⑤ モニタリング・評価

サービスが適切に実施されているか確認し定期的に評価します。

⑥ 終了

目的が達せられたとき、ケアマネジメントを終了します。

ケアマネージメント5モデル

リハビリテーション型

リハビリテーション型は、SST等を用いてリカバリーを重視するモデルです。

仲介型  

仲介型は「ブローカー型」とも呼ばれ、クライエントとサービスを結びつけること(サービスの斡旋・調整)を主な機能としています。

臨床型 

臨床型は、サービスを調整する機能よりも利用者の治療関係を重視し、心理的アプローチを中心に支援します。

強化型(ストレングスモデル) 

強化型は、個人の強さに焦点を当てて、地域の社会資源を活用し支援します。

ストレングスに着目!

総合型 

総合型は、複数の職種がチームを組んで、24時間365日体制で支援するモデルです。

チームアプローチ

ケアマネジメントのキーパーソンは、高齢福祉なら「介護支援専門員(ケアマネージャー)」、障害福祉なら「相談支援専門員」です。

しかし、そのキーパーソンが全てを担うわけではありません。

クライエントは保健、医療、福祉、就労などの様々な領域に関わっているので、それらの領域における多分野・多職種の専門職によるチームケアがケアマネジメントの要です。

このようにチームアプローチによってチームケアを実現します。

過去問

第16回 問題46

精神障害者のケアマネジメントのモデルに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 「総合型」は、「包括型」とも呼ばれており、医学モデルに基づくケアマネジメントを行う。
2 「リハビリテーション型」は、ケアマネジャーと利用者との治療関係を重視し、心理的アプローチを中心とする。
3 「臨床型」は、病院から地域移行をする利用者を対象とし、医療専門職がケアマネジャーになり実施する。
4 「ストレングス型」は、利用者の能力の向上のための技能訓練を中心にした支援が行われる。
5 「仲介型」は、利用者とサービスを結びつけることを中心とし、サービスの斡旋・調整を主な機能としている。

1 「総合型」は、「包括型」とも呼ばれており、医学モデルに基づくケアマネジメントを行う。
間違いです。「総合型」は複数の職種がチームを組んで24時間365日体制で支援するモデルです。

2 「リハビリテーション型」は、ケアマネジャーと利用者との治療関係を重視し、心理的アプローチを中心とする。
間違いです。「リハビリテーション型」はSSTなどのトレーニングでリカバリーや技能訓練を重視するモデルです。
治療関係を重視するのは臨床型です。

3 「臨床型」は、病院から地域移行をする利用者を対象とし、医療専門職がケアマネジャーになり実施する。
間違いです。「臨床型」はクライエントに対する治療効果を重視するモデルです。

4 「ストレングス型」は、利用者の能力の向上のための技能訓練を中心にした支援が行われる。
間違いです。「ストレングス型」がクライエントの強みに焦点を当てます。
技能訓練を中心にした支援が行われるのは「リハビリテーション型」です。

5 「仲介型」は、利用者とサービスを結びつけることを中心とし、サービスの斡旋・調整を主な機能としている。
これが正解です。「ブローカー型」とも呼ばれます。

第18回 問題47

次の記述のうち、精神保健福祉士が障害者ケアマネジメントを終結することになる状況として、正しいものを1つ選びなさい。
1 利用者がケア計画の変更を求める。
2 新たな在宅支援ニーズが発生する。
3 ケアマネジメント従事者が退職する。
4 利用者がサービスの利用を調整できるようになる。
5 利用するサービスがインフォーマルなもので構成される。

1 利用者がケア計画の変更を求める。
間違いです。利用者がケア計画の変更を求めたら、モニタリングの後に再アセスメントを行います。
2 新たな在宅支援ニーズが発生する。
間違いです。新たな在宅支援ニーズが発生した場合、再アセスメントを行います。

3 ケアマネジメント従事者が退職する。
間違いです。ケアマネジメント従事者が退職しても、引継ぎをして利用者の支援を継続します。

4 利用者がサービスの利用を調整できるようになる。
これが正解です。

5 利用するサービスがインフォーマルなもので構成される。
間違いです。このような場合でも必要な場合はケアマネジメントは継続します。

第17回 問題21

精神保健福祉士の専門技術に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 コンサルテーションとは、利用者の多様な課題を解決するために、経験の浅い精神保健福祉士に対して管理的機能の観点から助言する技術である。
2 ソーシャルプランニングとは、様々な福祉課題の解決を導くために、関連するデータを収集・分析し、実証的な解明を図る技術である。
3 ケアマネジメントとは、利用者にとって必要なケアを提供するために、最適なサービスを調整し利用者のニーズと社会資源を結びつけ、支援する技術である。
4 コーディネーションとは、利用者の複雑な問題を解決するために、非言語的コミュニケーションを通じて社会資源の利用を進める技術である。
5 スーパービジョンとは、利用者の心理的な問題を解決するために、精神保健福祉士として他分野の専門家に助言する技術である。

1 コンサルテーションとは、利用者の多様な課題を解決するために、経験の浅い精神保健福祉士に対して管理的機能の観点から助言する技術である。
間違いです。これはスーパービジョンです。スーパービジョンには管理的機能、指示的機能、教育的機能の3つがありましたね。

2 ソーシャルプランニングとは、様々な福祉課題の解決を導くために、関連するデータを収集・分析し、実証的な解明を図る技術である。
間違いです。これは社会調査の説明でしょう。
ソーシャルプランニングは社会福祉計画のことです。

3 ケアマネジメントとは、利用者にとって必要なケアを提供するために、最適なサービスを調整し利用者のニーズと社会資源を結びつけ、支援する技術である。
これが正解です。

4 コーディネーションとは、利用者の複雑な問題を解決するために、非言語的コミュニケーションを通じて社会資源の利用を進める技術である。
コーディネーションは、ある目的の達成のためにその目的に適合しそうな社会資源を調整や仲介(コーディネート)をすることです。
非言語的コミュニケーションに限りません。

5 スーパービジョンとは、利用者の心理的な問題を解決するために、精神保健福祉士として他分野の専門家に助言する技術である。
間違いです。これはコンサルテーションの説明です。

第23回 問題48 

次のうち、ケアマネジメントに関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
1 家族や関係者の抱える負担の解決を一義的な目的とする。
2 利用契約を結んだ上で、利用同意の説明を丁寧に行う。
3 ケア計画は本人の意向で変更できないことを説明する。
4 本人の了解を得て、必要に応じてボランティアと情報共有を図る。
5 契約後であっても、本人の希望に応じて担当する相談支援専門員を変更できると伝える。

1 家族や関係者の抱える負担の解決を一義的な目的とする。
間違いです。家族や関係者の抱える負担の解決も重要ですが、一義的目的ではありません。

2 利用契約を結んだ上で、利用同意の説明を丁寧に行う。
間違いです。利用契約を結ぶ前に利用同意の説明を行います。

3 ケア計画は本人の意向で変更できないことを説明する。
間違いです。ケア計画は本人の意向で変更できます。

4 本人の了解を得て、必要に応じてボランティアと情報共有を図る。
正しいです。

5 契約後であっても、本人の希望に応じて担当する相談支援専門員を変更できると伝える。
正しいです。

第22回 問題38 

次のうち、ケアマネジメントにおけるチームアプローチに関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者の状態にかかわらず、同じ構成員で活動する。
2 構成員は独自に立てた計画に基づき、専門性を発揮する。
3 利用者の希望する場合を除き、構成員は専門職とする。
4 チームでは、プライバシー保護に配慮した上で、情報の共有化を図る。
5 チーム全体に関わる方針は、リーダーが決定する。

1 利用者の状態にかかわらず、同じ構成員で活動する。
間違いです。利用者の状態によって必要な専門的人材で構成します。

2 構成員は独自に立てた計画に基づき、専門性を発揮する。
間違いです。チームアプローチなので構成員が独自に立てた計画で行動してはいけません。

3 利用者の希望する場合を除き、構成員は専門職とする。
間違いです。構成員は専門職に限りません。

4 チームでは、プライバシー保護に配慮した上で、情報の共有化を図る。
これが正解です。

5 チーム全体に関わる方針は、リーダーが決定する。
間違いです。チーム方針はチーム構成員全体で決定します。

第25回 問題48

精神障害者のケアマネジメントに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1 精神保健福祉士が示した方針に基づき立案する。
2 社会資源の調整、改善及び開発を行う。
3 治療目標に沿って計画を作成する。
4 単一のサービス利用者を対象にする。
5 家族の同意を得てから実施する。

選択肢2が正解です。

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