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【緊張病(カタトニア)】常同&拒絶&昏迷、カタレプシーとカタプレキシーは違うよ

緊張病 【新カリ】精神医学と精神医療
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緊張病の概要

緊張病カタトニア)は体の動きが止まってしまったり、言葉による指示を受けてもそれを拒絶してしまうといった症状の疾患です。ICD-10などには主に緊張型として統合失調症の一亜系として診断されますが、気分障害などにも見られます。

症状

緊張病は、興奮・昏迷を基本として、カタレプシー(同じ姿勢を固持する)、反響言語(相手の言葉をオウム返しする)、反響動作(相手の動作を反復する)、常同症(同じ動作をつづける)、拒絶症(態度や行動で拒否を示す)、無言など、特徴的な症状を示す症候群です。

カリスマくん
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カタレプシーとカタプレキシーは違うよ。カタプレキシーとは、情動脱力発作のことで、笑ったり、怒ったり、緊張したり、と感情の動き(情動)が誘引となって、「膝の力が抜けて立っていられない」「握っている物を落とす」「口がもつれてしゃべりにくい」などの脱力発作が数分続くことだよ。

昏迷(意識は清明だが外部からの刺激に反応しない)
拒絶症(指示や刺激に対して反対する、あるいは反応がない)
・支離滅裂な独語
・衝動的行為
常同行為
・不安定な感情を伴う興奮状態

過去問

第22回 問題6 

次のうち、緊張病状態でよくみられる症状として、正しいものを2つ選びなさい。
1 躁気分
2 知能低下
3 せん妄
4 常同症
5 拒絶症

正解は4と5です。

公認心理師 第2回 問30

緊張病に特徴的な症状として、正しいものを1つ選べ。
① 昏迷
② 途絶
③ 観念奔逸
④ 情動麻痺
⑤ カタプレキシー

選択肢①が正解です。

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