ピアサポートとは
ピアサポートは、同じ課題を持つ仲間同士で支え合うことです。
ピア(peer)=「仲間」の意味です。
ピアカウンセリング、ピアアドボカシー、ピアスーパービジョンなども全て仲間同士ですね。
過去問
第22回 問題76
ピアサポーターに関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
1 専門職の代替的機能を担う。
2 対等な立場で仲間を支える。
3 厚生労働大臣が定める研修を修了する必要がある。
4 意思疎通支援事業によって派遣される。
5 ロールモデルとして期待される。
1 専門職の代替的機能を担う。
ピアサポートは仲間同士のサポートなので専門職の代替機能は担えません。
2 対等な立場で仲間を支える。
正しいです。
3 厚生労働大臣が定める研修を修了する必要がある。
そんなことはありません。
4 意思疎通支援事業によって派遣される。
意思疎通支援事業は手話通訳等を行う者などの派遣を行う事業です。
この事業では障害者と障害のない人の意思疎通を支援するのでピアサポートではありません。
5 ロールモデルとして期待される。
正しいです。ロールモデルとは「お手本となる人物」のことです。
第21回 問題77
統合失調症のため精神科クリニックに通院しているBさん(23 歳、男性)は、クリニックの精神保健福祉士から、精神障害のある若者たち自身がそれぞれ費用を出し合って、地域で自主的に運営している「若者の会」を紹介された。
「若者の会」では、軽食を持ち寄ってゲームや会話を楽しむ活動を行っている。
また、そこには自分の生きづらさや将来への希望など何でも話せる雰囲気があり、当事者だからこそできる共感や支え合いがある。
Bさんは「若者の会」に興味を持った。
次のうち、「若者の会」の活動に該当するものとして、適切なものを 1 つ選びなさい。
1 アドボカシー
2 ピアサポート
3 ソーシャルグループワーク
4 ゲートキーパー
5 フォーマルサポート
選択肢2が正解です。
第25回 問題34
【事例】
Lさんの転居後約1年の間に、様々な広報活動の効果もあり、「集い」は精神障害当事者の参加が増え、病気を抱えながら生活する日々の出来事が前向きに捉え直されたり、元気つけられたり、また地域住民との間で共有される場面が多くなった。 やがて「集い」には精神科病院から、「ここで話されているようなことをへ院内の方とも話してほしい」という依頼が来るようになった 。Jさんも数回精神科病院で入院中の方と話をした。ある日JさんはK精神保健福祉士に、「入院中の方に退洗後の生活や目分の体験を話すことで目分が人の力になれるように感じた。精神科病院を訪問した仲間たちの間で、「このような活動を続けるために精神障害当事者の会を立ち上げたい」と話しているので相談に乗ってほしい」と伝えた。
次のうち、Jさんたちが始めようとしている会の活動として、適切なものを1つ選びなさい。
1 コンサルテーション
2 スーパービジョン
3 ソーシャルアクション
4 ピアサポート
5 アファーマティブアクション
選択肢4が正解です。
次の記事
次は、グリーフケアについて。
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